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裸な話(ヴィル×アリソン・ネタ指数高し)

居眠りをしていたヴィルが目を覚ましたとき、そこに広がっていた光景とは?
タイトルにある『裸』って誰の事なの?
ネタ指数高めのヴィル×アリソン話、お付き合いいただければ幸いです。






目を覚ましたばかりのヴィルには、最初それが何だかわからなかった。
つい先程まで机に突っ伏して眠りこけていた頭はぼんやりとして重たく、ヴィルは自分の顔を覗き込んでくる正体不明のそれをしばらくの間ぼうっと眺めた。
肌色のすべすべでぷにぷにの塊の上に、金色のさらさらがかぶさっている。二つ並んだ青くキラキラと輝くものは、もしかして瞳なのだろうか?
やがて、薄くぼやけていたヴィルの視界がゆっくりと像を結び始めた。
「ヴィル、そんなところで寝てたら風邪ひくわよ。ヴィル!!」
聞き慣れた声が、目の前の物体と重なって、お馴染みの顔をヴィルの脳が認識する。心配そうにヴィルの顔を覗き込むアリソンの顔が、ヴィルの顔の真ん前にあった。
しかし、ヴィルはそれが彼の幼馴染みで恋人のアリソン・ウィッティングトンである事を受け入れる事が出来なかった。なぜなら………
「…………うあ、えっ!?…ア、アリソン!?」
「どしたの?お化けでも見たような顔して……」
「……そんな、なんで……どうして!?」
怪訝そうな顔をするアリソンの前で、ヴィルは両目をゴシゴシと何度もこする。真ん丸に見開いた瞳でアリソンを見つめるヴィルの顔が、急速に赤く染まっていった。
やがて、耐えかねたように瞳を俯けたヴィルは、いかにも恥ずかしそうな、か細い声でアリソンに尋ねた。
「………………なんで、裸なの?」

「いや~、やっぱりヴィルも男の子よねぇ。エッチな夢の一つぐらい見ても、仕方が無いわよねぇ」
「ご、ごめん、アリソン………」
あの衝撃の一言から丸一日ほどが経過しただろうか。ヴィルとアリソンは、二人の寝室のベッドに腰掛けていた。
丸一日が過ぎても、ヴィルは俯いたまんまである。
すっかりしょぼくれてしまったヴィルの声に比べて、アリソンの声は言外の嬉しさを隠し切れないかのように、ウキウキとした調子だ。
「いやいや、男の子ならそれぐらい当然よぉ。むしろ今までのヴィルが淡白すぎたのよね。心配しなくったって私は気にしてないわよ」
「…………ごめん、変な事言ってホントにごめん」
「いやいや、ほんとに良いってばぁ~」
しかし実は、ヴィルが未だに顔を赤くして俯いているのは、昨夜の自分の発言の恥ずかしさが抜けないためではなかった。
ヴィルに降りかかった災難は、未だ彼の前から姿を消す事無く、どーんと鎮座しているのだ。
「いやでも、さすがの私もヴィルにあんな事言われちゃうと動揺しちゃうって言うかぁ……」
恐る恐るヴィルが顔を上げる。やっぱり何も変わっていない。
目の前で楽しく身悶える少女の姿は、昨日と何も変わっていない。ヴィルの目にはアリソンの姿は、何一つ身に付けていない素っ裸に見える。
そう、素っ裸なのだ。
アリソンだけではない。今日一日外を出歩いて、見た人も話した人も、男も女も老人も子供も、みんな生まれたままの姿で当然のように過ごしていた。
どの人も、自分が服を着た当たり前の姿であると考えているようだった。吹き付ける北風の中でも、寒そうにしている人は一人もいなかった。
手を伸ばせば温かな肌に触れる事さえ出来た。
裸の女の人と真正面からぶつかったが、他人の肌の感触に顔から火を噴きそうなほど取り乱したヴィルの前で、女性はごめんなさいねと笑って許してくれた。
服を着ているのはヴィルだけ。恥ずかしがっているのもヴィルだけだった。
ヴィルはもう、ほとほと疲れてしまっていた。
「ところで大丈夫、ヴィル?なんだか元気がないみたいだけど」
アリソンも心配してヴィルに問い掛けた。
「ううん、ああ。やっぱり昨日までの疲れが抜けなくって……」
「そう、やっぱり勉強は大変よね……」
覇気の無い笑顔で答えたヴィルの言葉は、半分まで真実だった。ここ数日、ヴィルがかなり根を詰めて勉強していたのは確かな事実だった。
眠い目を擦りながら勉強を続けて、ついには勉強机に向かったままヴィルが眠りこけてしまったのが昨日の夕方の事である。
そして仕事を終えて帰ってきたアリソンにヴィルが揺り起こされた頃には、世界はすっかりその様相を変えてしまっていた。
(………なんで、どうしてこんな事になってしまったんだ?)
ヴィルは考え込む。
他の人たちが当然の様に過ごしているからには、これは幻覚の類なのだろう。手で触れる感触まで変わっているのが多少特殊ではあるけれど、それ以外の原因も思いつかない。
問題は、どうしてそんな幻覚の中にヴィルが迷い込んでしまったかという事だ。
ヴィルはつい先程まで、それが勉強疲れによるものだとばかり思い込んでいた。だが、つい先程から別の考えがヴィルの中に生まれ始めていた。
恥ずかしげもなく美しい裸体をさらすアリソン。それを見る度にヴィルの下半身に否応も無く渦巻いていく膨大な熱量…………。
(…………これは、これはもしかして俗に言う……『欲求不満』ってやつなんじゃ……)
平穏無事に過ごしてきたつもりの自分の内側に、実はとんでもない量の欲望がたぎっていて、それが連日の疲れをトリガーにして噴き出したのだとしたら………。
元来、そちらの方面にはてんで疎いヴィルにとって、それはあまりに恥ずかしすぎる仮説だった。
そして、その証拠はヴィルのズボンの中で固く大きく、その存在を主張しているのだった。
「……寝る前にトイレに行かなきゃ」
気まずさに耐えかねて、ヴィルが立ち上がった。下腹部に生じた変化を悟られまいと、前屈みで歩いて寝室を出た。
個室に逃げ込んだヴィルは、形容し難いもどかしさをぶつけるかのように、トイレの壁に何度も何度も頭突きを繰り返す。
穴があったら入りたい。この世界から消えてしまいたい。そんな想いがグルグルと、ヴィルの頭の中で回転し続ける。
たっぷり20分は悶々とし続けて、ようやくヴィルはトイレの中から這い出した。こうなっては、眠ってやり過ごす以外の方法を思い付かなかった。
ひょっとすると、一眠りして目を開けた時には、世界はまた元通りの姿を取り戻しているかもしれない。
一縷の望みを支えにして、フラフラの足で寝室まで辿り着いたヴィル。しかし、ドアを開けた向こうには予想だにしない光景があった。
「………あ、アリソン……」
そこにいたのはいつも通りの空軍のジャケットを着込んだアリソンだった。ヴィルの胸の中に一気に安堵感が広がる。
眠るまでも無かった。悪夢はヴィルの前から姿を消したのである。
ベッドに腰掛けて、なんだか妙に顔を赤くしたアリソンに微笑まれて、ヴィルは思わず満面の笑顔で答えた。
「…ヴィル……」
(良かった、本当に良かった………)
が、それも一瞬の事だった。
「……いきなり裸で、やっぱり驚いた?」
ヴィルの表情が笑顔のままで固まった。アリソンの言葉が理解できず、しばらくフリーズしたヴィルの脳は、一瞬遅れでその解答を導き出す。
全ての認識が逆さまになっているなら、目の前の服を着たアリソンはもしかして……。
「………なんか反応薄いわね。それとも、ビックリしすぎて声も出ない?」
呆然とするヴィルの前で、アリソンが立ち上がる。
「裸を見せるのは初めてってわけでもないのに、結構恥ずかしいわね……」
言ってから、傍らにあった毛布をマントのように羽織ったアリソン。恐らくは裸を隠しているつもりなのだろう。
部屋の入り口で棒立ちになっているヴィルの所までやって来たアリソンは、恥ずかしそうに上目遣いにヴィルを見つめてから、ヴィルの体にぎゅっと抱きついた。
「……いや…その…あのね……やっぱりちょっと嬉しかったの。ちゃんと女の子として見てくれてるんだなって……。ほら、ヴィルっていつも鈍いから……」
「…え、えっと……アリ…ソン……違うんだ……違うんだよ…アリソン……」
「そんな恥ずかしがらなくたって、ヴィルの体だって正直に答えてくれてるじゃない……」
アリソンの体に固くなった自分のモノが触れていることに気付いて、ヴィルの顔がユデダコのように真っ赤に染まる。
おろおろするばかりのヴィルはアリソンに手を引かれて、アリソンの促すままにベッドに腰掛ける。
ファスナーが下ろされ、下着をずらされて姿を現した自分のモノに、アリソンの細い指先が絡みつくのをヴィルは何も出来ずに見下ろしていた。
「………すごい…いつもより熱くて…すっごく固くなってる……」
尋常ならざる熱量を内に秘め、そびえ立つヴィルのモノに、アリソンもしばらく呆然となる。
いつもより一回り大きくなったように見えるソレにどう立ち向かってよいのかがわからず、アリソンはぎこちない手つきでヴィルのモノを摩擦した。
「……ヴィルのが熱くて……熱すぎて……私の指まで熱くなってく………」
ヴィルの熱量に当てられたかのように、アリソンの手が、体がその熱を高めていく。文字通り熱に浮かされた表情のアリソンは、忘我の状態でヴィルの先端を口に含んだ。
「……あっ……アリソン…おねが…やめ……うぁ…ああっ!!」
「……んっ……んぅ……くちゅくちゅ……んっ……ヴィルぅ……ヴィルぅうっ!!」
無我夢中のアリソンのストロークは、ヴィルに凄まじい快感を与えた。だが、ヴィルがここまで無抵抗になってしまうのには別の理由があった。
アリソンの姿である。
着衣、それもよりによって軍服でこんな事をしてしまっている。その事がヴィルをたまらなく興奮させてしまっていた。
ヴィルにとってはアリソンとの日常の風景の一つであり、またアリソンの自由奔放さや勇気、元気さに対するヴィルの憧れの象徴である空軍の軍服。
それを汚しているような感覚がヴィルの欲情を掻き立てるのだ。
(ああっ……アリソンが…あんなに必死に僕のを……)
背筋がゾクゾクする。際限なくスピードを上げて鼓動が高鳴る。目の前のアリソンのエッチな姿に頭の中が埋め尽くされていく。
ヴィルのモノにすっかり夢中になったアリソンの表情はたまらなくエッチだった。
くちゅくちゅという淫らな水音を立て、本当に美味しそうにヴィルのモノに奉仕するその顔を、ヴィルは熱に浮かされたような瞳で見つめる。
先端から幹の部分を下り、袋の部分までをアリソンの舌が舐め回し、ねっとりと唾液を塗りつけていく。
その一つ一つの過程を、アリソンは丁寧に、精一杯の愛情をもって繰り返す。
「……はぁはぁ……んぅ…んんっ……あっ…ヴィルっ……ヴィルぅううっ!!」
奉仕の合間、股間に直接当たるアリソンの熱い息と、自分の名前を呼ぶ声。膨れ上がる興奮と愛しさの中でヴィルは最初の戸惑いさえ忘れていった。
限界一杯の自分のモノに、体の内側から凄まじい圧力が、熱の流れが押し寄せてくるのを感じた。
そしてそれは、アリソンの舌がヴィルのモノの先端を刺激した瞬間、堰を切って溢れ出した。
「……ああっ……アリソンっ!!アリソンっ!!!…僕は…もうっ!!!!」
「……んくぅっ!!?…ぷあっ!!?…あはぁあああっ!!!!!」
勢い良く飛び出した白濁はアリソンの口の中に収まり切らず、アリソンの顔目掛けて吐き出された。
ビクビクッ!!ドクドクッ!!脈動の度にヴィルのモノから溢れ出る白濁液は、アリソンの顔を汚すだけでは飽き足らず、茶色の軍服をまだらに汚した。
どうやら相当に溜め込んでいた上に、今日一日裸の人たちの中で過ごすという異常な経験をしたためか、ヴィルの精液はとどまる事を知らないかのようだった。
「…ふあっ……ああっ…ヴィルのせーえきで…おぼれちゃうよぉ……」
全ての白濁をその身で受けて、白濁に汚され切ったアリソンは、その熱量だけですっかり腰砕けになってしまっていた。
そして、そんなアリソンを見つめるヴィルも……
「アリソン……アリソン…すごく…えっちだ………」
軍服を白濁で彩られたアリソンに、完全に骨抜きになっていた。
「…すきだよ……アリソン…だいすきだ……」
「…や……ヴィルまで…よごれちゃうよ……」
自分の精液で汚れたアリソンを構わずに抱き締めて、その唇にキスをする。アリソンの口の中の苦味に混じって、伝わってくる可愛い舌の熱さを存分に味わった。
ヴィルの熱に当てられ、奉仕とキスだけですっかり力が抜けてしまったアリソンの体をヴィルは抱き上げ、ベッドの上に仰向けに寝かせた。
切なげに震える体に指を這わせ、ヴィルはアリソンのズボンの奥で熱く湿っている部分に、布地越しに触れた。
直接触れているのかと錯覚しそうなほど熱いそこを何度か撫でてから、ヴィルは股間を覆う布地の端をつまんで、そっと引っ張った。
何の抵抗も無く大事な部分の布が破ける。興奮で頭が一杯のヴィルはその事に大した疑問も抱かず、いまだ硬さを失わない自分のモノをアリソンのアソコに押し当てた。
「……あたってるだけなのに…ヴィルのがあつくて…私のアソコ…へんになっちゃうぅ……」
「……僕もだ、アリソン……」
「…おねがいヴィルぅ…はやく…はやくきてぇ……」
ヴィルの熱と質量を待ちわびて潤んだ入り口。ヴィルはアリソンに促されるまま、そこにあてがった自分のモノの先端を熱い肉の隙間に埋めていく。
挿入の感覚に震えるアリソンの体を、ヴィルはぎゅっと抱き締めた。ごわごわした布地越しにじんわりと伝わる体温が、愛しさを加速させていくようだった。
奥の奥まで到達したヴィルのモノを体の内に感じながら、涙目のアリソンがヴィルに微笑みかける。
「……すごくかわいいよ…アリソン……」
ヴィルの言葉に、今度はアリソンの方からキスをねだる。優しい口づけを交わした二人は、ゆっくりと体を動かし始めた。
いつになく、熱く硬く張り詰めたヴィルのモノ。それが前後に動くたび、アリソンの体がビクンと反応する。
圧倒的な存在感が体を内側からくちゃくちゃにして、渦巻く熱量でお腹の中がどろどろのシチューにされてしまったような錯覚をアリソンは覚えた。
ヴィルは軍服の上から触れるアリソンの体の感触に我を忘れ、アリソンの性感帯すべてを愛撫せんとばかりに、熱い体の上に縦横無尽に指を走らせた。
「…あっ!?…そんな…おっぱいに…おしりまでぇ……っ!!…らめぇっ!!…私…ほんんとにへんにぃ……っ!!!!」
ジャケット越しに探り当てたアリソンの胸の上の突起を、ヴィルは執拗に甘噛みして刺激しまくった。
敏感なアリソンの体が弓なりに反って反応すると、今度は無防備にさらけ出された首筋に舌を這わせた。
弾力のあるお尻をズボンの布地ごともみくちゃにして、お尻の割れ目に食い込んだ布地越しに、アリソンの後の門を指先でつついた。
全身のあらゆる場所から押し寄せる快感の洪水に、アリソンは何度も嬌声を上げた。そして激しいピストン運動が、アリソンに追い討ちをかける。
「…ひふぅんっ!!ひゃぅううっ!!!…ヴィルぅ…きもひいいよぉっ!!!ヴィルぅうううううっ!!!!!」
ぬぷぬぷ、ぐちゅぐちゅ、絶える事無く続く淫らな音にうっとりと聞き惚れながら、ヴィルとアリソンは何度も何度もキスを交わした。
蕩けるような視線を絡み合わせながら、快感と愛しさの狭間で溶け出していきそうな感覚を二人は味わった。
「……アリソンっ!!…アリソンっ!!!」
「…ああっ!!あっ…ふあああんっ!!!ヴィルっ!!すごいよぉおおおっ!!!!」
快感に震えるアリソンの腕が、脚が、ヴィルの背中にぎゅっとしがみつき、抱き締めて、今の自分が感じている切なさと熱を、ヴィルの体にダイレクトに伝える。
必死で呼び合う名前と、荒く切れ切れの呼吸は二人をさらなる興奮の中に追い立て、理性をぐずぐずに侵蝕していく。
「あああっ!!!…あっ!!や…はぁあんっ!!!ふああっ!!…あああああっ!!!」
もう死にそうなほど気持ち良くておかしくなりそうな程なのに、とめどない衝動は行為を加速させ、さらなる快感が二人を呑み込む。
快感が快感を呼ぶ無限の連鎖反応の中で、アリソンとヴィルは無我夢中で腰を振り続けた。
体を何度も電気が駆け抜けて、その度に意識が真っ白に吹き飛んだ。体が気持ち良い事だけで満たされたどろどろの沼に沈められていくようだった。
熱かった。熱くて、気持ち良くて、なによりも狂おしいほどに愛しかった。
そしてついに、限界を越えて張り詰めていた糸がアリソンとヴィルの中でぷつりと切れた。ダムが決壊した。
「ひあああああっ!!!やぁっ!!…ヴィルっ!!ヴィルぅっ!!!!…イクぅううっ!!!…イっちゃうよおおおおおおおおおおおおっ!!!」
「ああああっ!!!アリソンっ!!!射精るぅうううっ!!!!!」
絶頂へと吹き飛ばされたアリソンの体が、凄まじい快感の波にガクガクと痙攣する。その体の上に降りかかるのは、先程よりさらに量を増したヴィルの白濁である。
先程は上半身だけを汚した精液を今度は全身に浴びて、アリソンの体が白濁に沈んでいく。全身を覆い尽す熱さに、アリソンの体は何度も小さな絶頂を覚えた。
「…はぁはぁ…ヴィルので…まっしろにしてもらっちゃった……」
うっとりと、アリソンが呟く。いつもは凛々しく格好いいアリソンの軍服姿が、今は白濁の中でぐちゃぐちゃに汚されてしまっていた。
それを見下ろすヴィルの胸に湧き上がるのは、何度も言えない胸の奥がきゅんとする感覚。
「…アリソン……きれいだよ……」
ぐちゃぐちゃのアリソンを抱き締めて、ヴィルもぐちゃぐちゃに汚れる。疲れ果てた二人は、そのまま幸せな眠りに落ちていった。

それから数時間後、カーテンの隙間から差し込む朝日でヴィルは目覚めた。しばらくぼんやりとしていたヴィルは、隣に眠るアリソンを見て一気に覚醒する。
ベッドから起き上がったヴィルは服装を直してから、カーテンを開けて外を見た。
窓の外、まだ人通りの少ない道を歩いている数人の男女は、みなしっかりと服を着ている。振り返ったベッドの上には裸のアリソンが横たわっている。
「……元通りだ。全部元通りだ……」
昨日、一日中苦しめられた緊張感から解放され、ヴィルはほっと胸を撫で下ろした。
「………良かったぁ…」
足取りも軽くベッドまで戻り、どっかりと腰を下ろす。その時、すっかり油断していたヴィルの手の平が、何か温かくて柔らかいものをむにゅりと押さえつけてしまった。
「……いやぁん…ヴィルったらぁ……」
「…あっ……しまっ…」
アリソンの胸の感触に、咄嗟にヴィルは振り返った。そして、そこに横たわるアリソンの姿を見て、言葉を失う。
「………これ…僕がやったんだよね……」
アリソンの白い肌を、ヴィルの白濁がぐちゃぐちゃに汚している。それを見つめるヴィルの胸に芽生えたのは何とも言えない罪悪感。
「………やっちゃったんだ、僕……」
しかし、恥ずかしさに俯いたヴィルの胸の中にはもう一つの感情が、ヴィル自身さえ気付かぬ内に生まれていた。
昨夜の軍服を白濁で汚されたアリソンとはまた違った、今のアリソンの姿の艶かしさ。それがヴィルの胸をきゅうきゅうと締め付ける。
「………ア、アリソン…ごめん、ごめんよぉ……」
自分の感情を理解できぬまま、眠りこけるアリソンに謝り続けるヴィル。彼がまた悶々とした気持ちに苛まれる日も、そう遠くはないのかもしれない。

「……むにゃむにゃ…んもう、ヴィルったら恥ずかしがらなくてもいいのにぃ……」
ま、その前にアリソンに押し倒されちゃう公算の方がはるかに大きいのだけれど………。

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