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二人でお風呂!!(ヴィル×アリソン)

タイトル通り、ヴィルとアリソンが二人で一緒にお風呂です。
もちろん、ラブラブな二人がそれだけで済む筈はなくて………。
ノリだけで書いちゃった二人のイチャイチャ話です。






アリソンのパパ、アイカシア・クロス大佐は約束を果たした。
大陸横断鉄道の事件での彼の言葉の通り、アリソン達をスー・ベー・イルに招待する旅行を用意してくれたのである。
ちなみに、旅の途上でのホテルの部屋割りは、アリソンとヴィルがそれぞれ別の部屋に宿泊する手筈になっていた。
リリアーヌの町での出来事の後では、それも虚しい努力だとは彼自身十分に承知している事だった。
「それでも、これが父親の心ってものなんですよねぇ」
ともかく、これでひとまずは安心。アイカシア大佐はほっと胸を撫で下ろしたのだけれど、世の中、そう何もかも思い通りに運ぶものじゃあない。
二人に同行する英雄と時期女王が黙っている筈が無かった。

「ふう、いいお湯だなぁ……」
だだっ広いバスルームの中、これまた馬鹿でかいバスタブに浸って、ヴィルはため息をついた。
ヴィルは今、スー・ベー・イル旅行第一日目の夜を、豪華なホテルの中で過ごしていた。
バスルームの外には、豪華ホテルでヴィルと同室というシチュエーションにすっかりテンションの上がったアリソンが待っている筈である。
これらは全て、アイカシア大佐の企みを知ったベネディクトとフィオナの仕業である。英雄の威光と財力を存分に活用して見せたのだ。
今頃アイカシア大佐は、首都スフレストスで顔面蒼白の状態になっている筈である。
まあ、そんな大人たちの策謀をよそに、ヴィルはすっかりお風呂でいい気分。心の底からリラックスしていた。
「それにしても、本当に大きいな。このバスタブ……」
ヴィルがすっかり足を伸ばしても、まだまだ余裕がある。上手くすれば、もう一人ぐらい入れそうなスペースが残されている。
「二人ぐらいなら、なんとか入れそうだな……」
呟いたヴィルの頭に浮かんだのは、今夜も同じ部屋で過ごす筈の、大好きな幼馴染み。心から愛する恋人の顔………。
「………って、な、な、な、な、何を考えてるんだ?僕は?」
ハッと我に返り、ぶるぶると頭を振って、ヴィルは自分の考えを振り払う。
正直なところ、今夜のヴィルは少しドキドキしていた。
以前ならアリソンと一緒の部屋に泊まることで、特に意識する事など無かったのだけれど、やっぱり想いを確かめ合った事はヴィルの心に大きな変化をもたらしているようだった。
「あ、あんまり長湯して、アリソンを待たせちゃったらいけないな。早く出なくちゃ」
なんて、わざとらしく声に出しながら、ヴィルが立ち上がろうとしたその時だった。
ガラガラと音をたてて、バスルームの扉が開いた。
「えっ?……な、何?」
その音に腰を抜かして立ち上がれなくなったヴィルの視線の先、ついさっきまでヴィルの頭の中を一杯にしていた少女の姿があった。
バスタオル一枚を華奢なその体に巻きつけて、アリソンがそこに立っていた。
「わっ!?わわわわわっ!!?アリソン?何?どうしたの!?」
目を白黒させるヴィル。彼に出来たのはせいぜい、タオル掛からタオルを一枚つかんで、自分の恥ずかしい部分を隠す事ぐらいだった。
アリソンはバスタブの脇まで歩み寄って、ヴィルの顔を覗き込んで、にっこりと、まるで天使のように微笑む。そして、甘えるような声でヴィルにこう囁いた。
「一緒に入ろ、ヴィル」
アリソンのバスタオルがふわりと床に落ちた。

ヴィルが、うんともいいえとも答えないうちに、アリソンはバスタブの中に入ってきた。ヴィルの伸ばした足の、股の上の辺りに跨るようにして、アリソンはお湯に浸かった。
「えへへ、やっぱり照れるわね」
照れるも何も、ヴィルの心臓はドックンドックン音を立てて、今にもはち切れてしまいそうだった。
猛烈な恥ずかしさ。さっきまでの自分の考えを見透かされたような後ろめたさ。そして何とも言い表せないモヤモヤした気持ち。
そんな諸々に頭の中を引っ掻き回されて、今のヴィルはぐうの音も出ない。
やっぱりヴィルの常識としては、バスタブに男女が一緒に入るのは、どう考えてもマズかった。
そりゃあ、さっき自分で妄想しちゃったりもしたけれど、やっぱり駄目なものは駄目なのだ。
「…アリソン……やっぱりこういうのはちょっと良くないと」
「あ、ヴィルったら顔真っ赤だぁ」
しかし、抵抗なんて出来るはずも無い。アリソンにぎゅうぎゅう抱きつかれて、ヴィルはあえなく沈黙。
「この部屋に大きなバスタブがあるって聞いた時から狙ってたのよ。やっぱり愛し合う二人にバスタブとくれば、この展開よね」
この展開とやらがどの展開なのかも、今のヴィルには良くわかっていなかった。
ただ、密着したアリソンの肌の柔らかさ、心地良さにすっかり心奪われて、アリソンの言葉にこくこくと肯くばかりである。
まあ、確かに、大好きなアリソンとお湯の中、こんな風にしてるなんて、まるで夢のように幸せな状況なのだけれど………。
「んじゃ、そろそろ本番といきましょうか!」
しかし、アリソンのこの一言が、ヴィルを現実に引き戻した。
「ほ、本番って?……な、何のことなの?」
「それは勿論、ヴィルだってわかってるでしょ?」
アリソンが悪戯っぽく微笑んで、言った。
「えっちな事よ」
完全に想定外だった。
っていうか、お風呂って言うのはそもそも体を洗うためのものであって、こんな風に二人ぴったりくっついてる時点でおかしいのに。ああ、一体僕はどうすれば?
「まあ、私の理想としては、たっぷりベッドで愛し合った後、一緒に入ったバスタブの中で、もう一度ヴィルが私にえっちな事してくるっていう展開がベストなんだけど、
それじゃあ、ヴィルにはハードルが高すぎるし、色々考えてこんな結論になったわけなんだけど……」
さっきは天使に見えたアリソンの微笑が、今は小悪魔のように見える。幼馴染みの彼女の声が、想像もした事がない程いやらしい行為へヴィルを誘う。
「いや、そんな無理だよアリソン。僕には無理だよ」
「あら、そうかしら?」
不敵な表情を浮かべてそう言ったアリソンの視線の先、タオルで隠した自分のモノが今の状況に反応して、だんだんと硬く、大きくなり始めているのがヴィルには見えた。
「うふふ、口では強がってみても、体は正直なものよのう……」
どこかのエロ漫画のような台詞を、アリソンがヴィルの耳元で囁く。もはやヴィルの意思など完全に無視して、体は欲望に押し流されようとしていた。
興奮と、入浴で暖められた血液が相互に作用しあって、ヴィルの心臓はさらにスピードを上げて、早鐘を打ち鳴らす。
すっかり血が上った頭では、マトモに思考を巡らせる事もままならない。湯煙の向こうに霞むアリソンの顔だけを、ヴィルはただぼんやりと見つめる。
「アリソン………」
そして、胸に込み上げる愛しさに任せるまま、吸い込まれるように、ヴィルはアリソンにキスをした。
「ん……んぅ…ぷあ…ヴィルぅ!?」
アリソンにとって、それは不意打ちだった。ヴィルに唇を塞がれた後の一瞬、魂が抜けたように放心した彼女の体を、ヴィルはきゅっと抱きしめた。
「ふあ……あん…ちょ!?……ヴィル、どしたの?」
「アリソンがいけないんだもん……」
「だ、だもんって!?」
「アリソンがこんな事してくるから………。僕がどんなにアリソンにドキドキしてるか、ちっとも考えずにこんな事してくるから……」
どうやらヴィルのスイッチが、かな~りマズイ方向に入ってしまっているようだった。
戸惑うアリソンをよそに、ヴィルはアリソンの鎖骨に舌を這わせ、そこから一気に首筋までを舐め上げた。
「きゃうううううううっ!!?」
アリソンの口から思わず悲鳴が漏れる。その声、その表情にヴィルはうっとり顔。
「アリソン、可愛いよ……」
「あ…あはあぁ!!…ヴィルぅ…ちょ…待ってよぉ!!」
アリソンの制止も無視して、ヴィルはアリソンの体中を愛撫した。
そもそも、今回のアリソンの行動は、彼女自身にとっても、実はかなりムチャクチャで突拍子も無いものだった。
ヴィルと一緒の旅行、一緒の部屋、そんなこんなで浮かれ気分のアリソンが勢いに任せて行動した結果が、現在のこの事態だった。
そもそも正気じゃ、こんな事できやしなかったのである。
しかし、彼女をこの暴走に駆り立てていた勢いは、同じく暴走したヴィルに呑まれて、押し止められてしまっていた。
「ふああああっ!!や…はあああああっ!!!ヴィルぅううっ!!!!」
清水の舞台から飛び降りるような気持ちでこの場に臨んだアリソンの体は、興奮のためかいつもに増して敏感になっていた。
その敏感になった肌の上をヴィルの舌先が滑り、ピンと張り詰めた可愛らしい乳首を、大事な場所で存在を主張する敏感な突起を、間断なくヴィルの指が刺激する。
声を抑えることなど思いつきもしなかった。ただ与えられ続ける快楽に嬌声を上げ、目の端に涙を浮かべながら、何度もヴィルに口づけを求めた。
「あああっ!!…ヴィルぅ…わたしぃ…へん…なっちゃうぅううっ!!!」
「……ア、アリソン…アリソンっ!!!」
下半身に篭る熱い疼きに、二人はもはや耐える術を持っていなかった。自分の一番敏感な部分が、愛しい人の感触を狂おしい程に求めている事は二人にはよくわかっていた。
二人はどちらともなく、どうしようもない程に疼いてしょうがないその部分を触れ合わせた。接触の瞬間、お互いの体が電気でも流れたようにビクンと震えるのを感じた。
「アリソンのアソコ、すごく熱くなってるよ……」
「ヴィ、ヴィルだって……」
「顔も真っ赤にして、すごく可愛いよ」
語りかけてくるヴィルの声が、自分を見つめるヴィルの視線が恥ずかしくて、それでいて凄く気持ちよくて、どうして良いかわからず、アリソンは赤い顔を俯けていた。
ヴィルはアリソンの体を抱き寄せ、頬に軽くキスをしてから、耳元で囁く。
「アリソン、一緒になろう。もっと気持ち良くなろう」
、恐る恐る顔を上げたアリソンは、ヴィルの言葉にキスで答えた。それを合図に、ヴィルはアリソンの中へ、挿入を開始する。
お湯に温められて、いつも以上に熱くなった互いの敏感な部分の感触だけで、二人は頭がおかしくなりそうなくらい感じてしまう。
のぼせ上がった頭は余計な思考を差し挟む余裕を与えてくれず、二人は身も心も溶けてしまうほどに、熱く深く行為に没入する。
「ふあっ…はああああんっ!!…すご…ヴィルぅ……すごすぎるよぉ!!!」
夢中になって腰を振るアリソン。飛び散る水しぶきがキラキラと照明を反射する。湯煙に霞む彼女の姿が、ヴィルにはとても神秘的で、美しいものに見えた。
霧の向こうで美しい金髪を振り乱す妖精の姿に魅せられて、アリソンを突き上げるヴィルの動きも激しいものとなっていく。
「アリソン…きれい……」
ヴィルは無我夢中で、妖精の唇を味わう。二人は呼吸を忘れそうなほどに長く舌を絡ませ合う。唾液が糸を引く濃厚なキスを何度もくり返し、その間も激しく交わり続ける。
「ひゃううんっ!!…ヴィルっ…そんな…ちくび…そんなにしちゃらめぇえええっ!!」
ヴィルはアリソンの左右の胸に吸い付いては、その硬く屹立する先端部を容赦なく舌先で転がし、何度となく甘噛みした。
ヴィルのモノがアソコをかき回す度に襲い掛かる快感の大波。その間を縫って、ヴィルの全身に渡る濃密な愛撫が小波のように押し寄せてくる。
休む暇もなく快感に晒され続ける事で、アリソンの体はさらに敏感になる。その敏感になった体に、ヴィルの責めが続けられる。
「あ、そこぉ!!そこ…いじっちゃだめぇ!!!…おかしくなっちゃうよぉおおおっ!!」
熱く張り詰めて、壊れそうに疼いてたまらないクリトリスを、ヴィルの指先が弾いて、摘んでこねまわす。
たまらずにヴィルの体にしがみついたアリソンの、ひくつく後の穴に、今度は指を入れてくちゃくちゃにかき回す。
「や…うしろぉ…だめぇ…きたないよおおおおおおおおおっ!!!?」
「アリソンのなら、きたなくない。全然、きたないわけがないよ」
訳も判らずにアリソンが上げた悲鳴。その言葉に、ヴィルが真剣な表情で答える。かなり本気でアリソンに参っちゃってるご様子だ。
「アリソンはきれいで、可愛くて、すごく勇気があって、だから僕は大好きで、とにかくほんとにすごく大好きで……」
言ってる内に自分で恥ずかしくなってきたのか、ヴィルの赤い顔が、さらに赤くなる。それでも、溢れ出した言葉を、気持ちを、ヴィルはとめることが出来ない。
「アリソン、好きだっ!!大好きだよっ!!!好きなんだっ!!!!」
怒涛のごとく、溢れ出て止まらない想いを叫びながら、ヴィルはアリソンの体を激しく突き上げ続ける。
バスルームに響き渡る、その言葉の一つ一つがアリソンの心を、体を震わせ、激しく昂ぶらせる。
「ヴィルうううっ!!!私も好きっ!!!大好きいいいっ!!!!」
こみ上げる衝動に任せて、アリソンはヴィルの頭を胸元に抱きしめた。可愛いおっぱいを顔面にぎゅうぎゅう押し付けられて、ヴィルももはや卒倒寸前だ。
突き上げる。腰を振る。かき混ぜられて、攪拌されて、熱い何かが何度も背中の辺りを駆け抜ける。もはや自分たちが何をやっているのかすらも判らない。
お互いの肉体が溶け合い、快楽の中で一つになって、さらにどうしようもない程に目の前の愛しい人を求めてしまう。
壊れそうに激しく昂ぶる熱は、快感に翻弄され続ける二人を、さらなる快楽の極みへと押し上げる。
「あああああっ!!!ヴィルっ!!!ヴィルうううっ!!!わたし…も…イっちゃうよおおおおっ!!!」
「アリソンっ!!僕もっ!!!」
互いに必死で抱きしめあった体の中を、今までで一番激しい快感の電流が駆け抜けた。真っ白になった頭の中に何度も衝撃が襲い掛かった。
ビクビクと痙攣しながら、昇りつめた二人の体がバスタブの中で崩れ落ちた。
最大の絶頂が過ぎ去っても、まだ体は熱く疼いて、二人は切ない喘ぎ声を漏らしながら、余韻と言うには激しすぎるその感覚を味わった。
ようやく呼吸が落ち着いた頃、アリソンはぐったりとしていた体を起こして、ヴィルの顔を覗き込む。
「あ、その…なんていうか…ごめんね、ヴィル…いきなりこんな事したりして…ほんとにごめんね…」
本当に申し訳無さそうに、アリソンは言った。
正気に戻ってみると、自分がやった事はどれもこれもとてつもなく恥ずかしいものだったという事が、身に染みて感じられたのだ。
その上、勢い任せにあんな事やこんな事まで………。穴があったら入りたい。そんな気持ちで、アリソンは一杯だった。
しかし、そんなアリソンの顔にヴィルはにっこり微笑んで
「次のホテルも、バスタブあるかな?」
「へ?」
ポカンとした顔のアリソンを、胸元に抱き寄せた。
「うん、やっぱり楽しいね。こうやって二人で一緒にお風呂に入るのも……」
すっかりおとなしくなったアリソンは、自分の頭を撫でながら言ったヴィルの言葉に
「うん、たのしい」
きわめて素直に肯いたのだった。

「で、あれは一体、何がどうなって、ああなったんですか?」
首都スフレストスの駅の改札前で、一行を出迎えたアイカシア大佐はうんざりとした様子で呟いた。
視線の先にはヴィルとアリソンの姿。二人は指を絡めあうようにして手を繋ぎ、ぴったり仲良く寄り添っていた。
彼ら以外の誰も近寄れない異空間を形成している二人の周りに、いくつものハートマークが舞い飛ぶのがアイカシア大佐には見えるような気がした。
一体全体あの二人、どうしてあそこまでラブラブになってしまったのか?
「いやあ、宿泊したホテル全部にバスタブが備え付けてありましたからねぇ」
「何ですか、それは?一体どういう意味なんです?」
「それは、二人と同じ立場の人間でないと、なかなか理解できないわ」
混乱するアイカシア大佐をよそに、ベネディクトとフィオナは意味ありげに微笑んでいる。アイカシア大佐は、なんだか一人ぼっち、取り残されてしまったような気分だった。
ともかく、今夜はスフレストス泊。今夜の宿もバスタブ付である。
「あのさ、アリソン。今夜は、やってみようと思うんだ」
「え、何の事?」
「アリソンが言ってた、例の理想のシチュエーション。エッチな事した後、一緒にお風呂に入って、またエッチなことするっていうアレ」
その言葉を聞いたアリソン、顔を赤くしてしばらく沈黙。そして
「う、うん。がんばりましょ!」
「うん、がんばるよ」
握り合った手の平に、二人はきゅっと力をこめたのだった。

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