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演技と本音と(ヴィル×アリソン・ヴィル暴走気味)

アリソンとヴィルの台本付きエッチ。
ところがその台本の方向性がヴィルの肌には合わなかったようで……。

ヴィルが暴走気味なヴィルアリ話。
よろしければお楽しみください。






首都の一角のとあるアパート、真夜中を過ぎてほとんどの部屋の明かりが消えている中、ただ一部屋、最上階の部屋にだけぼんやりとした薄明かりが灯っている。
中から聞こえてくるのは、その部屋の住人である少年と少女が交わす会話と、くちゅくちゅと粘つくような水音…………。
「……どう?アリソン、おいしい?」
「…くちゅ…ぴちゃぴちゃ…んんむ…おいひい……ヴィルの…おひんひん…とっへも…んぅ…」
声と音の主、ヴィルとアリソンの二人は居間にいた。
昼は明るい陽射しが、夜は暖かな電球の明かりが照らすこの部屋も、今は一本だけの蝋燭の弱弱しい光の中で怪しげな雰囲気に包まれていた。
ヴィルは椅子に腰掛け、四つん這いになったアリソンの奉仕を受けていた。大きく硬くそそり立ったヴィルのモノの上をアリソンの舌が滑っていく。
「…は…んむ……ん…くちゅくちゅ……ふあ…ヴィルの…あつい……」
熱に浮かされたような瞳でヴィルのモノを眺めながら、アリソンはうっとりとした表情を浮かべる。
サオの部分に丹念に舌を這わせ、透明な液体を迸らせる先端に何度となく刺激を与える。
口に含んで口腔内全体で締め付け、舌を絡ませてあげると、ヴィルのモノがさらに硬く、熱くなっていくのを感じる事が出来た。
その時、おもむろにヴィルがアリソンのお尻の方へと手を伸ばす。
「…はむ…んぅ……っ!?…んむぅ!!?…ぷはぁっ!!…ひああっ、ヴィルぅ!!!」
ヴィルはアリソンの熱く湿った大事な部分に、自分の指を強く強く擦りつけてやった。突然襲い掛かった快感に耐え切れず、アリソンは思わず声を上げる。
「すごい……ズボンの上からでも濡れてるのがわかるよ、アリソン。僕のを舐めてるだけで興奮しちゃったんだね……」
「……ふあ…や…ヴィル……ちが…」
「違わないよ。こんなビショビショにしておいて今更言い訳なんて………。アリソンはとってもいやらしくて、エッチで、スケベなんだ。それが事実じゃないか……」
「…や…そんなこと……ん…ふむぅ!!?」
反論しようとしたアリソンの口に、ヴィルは再び自分のモノをねじ込む。今度は自分の手でアリソンの頭をつかんで、無理矢理前後にストロークさせる。
「…んんっ!!…んふぅ!?……くちゅくちゅ……んぁ…ふむぅ!!!」
「…ああ。いいよ、アリソン。アリソンの口の中は最高だよ……」
口の中で確実に増していくヴィルのモノの熱量は、否応なくアリソンを興奮させた。先程ヴィルの指で触れられた所が熱く疼いて、たまらず自分の指で慰め始める。
上と下の両方が焼けるような熱にさらされて、アリソンは頭の奥までが痺れていくような感覚を味わう。そして………。
「……そろそろ出すよ、アリソン!!」
「……………っ!!!?」
熱く迸った欲望が口から溢れそうになって、アリソンはヴィルのモノから口を離そうとする。しかし………。
「……駄目だよ、アリソン……」
「……んんっ!!!!?…んくぅ!!……んぅ!!……んぅうううっ!!!」
頭を押さえつけるヴィルの手の平は逃げ出す事を許さず、こぼれんばかりの白濁がアリソンの口腔内を容赦なく埋め尽くした。
発射が終わってもヴィルはアリソンを放そうとせず、アリソンはたっぷりと時間をかけて粘つく液体を嚥下した。
「…よくできたね、アリソン……」
「……ぷはぁ…はぁはぁ……ヴィル?」
しゃがみこんでアリソンの顔を覗き込むヴィル、その顔にはいつも通りの優しげな笑顔が浮かんでいる。
「僕の精液、美味しかった?」
「……えっ?…あっ…」
先程の衝撃が未だ抜けきらず、ぽーっとした表情のアリソンは答える事が出来ない。
「美味しいに決まってるよね。なんたって、アリソンはエッチな事が大好きでたまらない、本物の変態なんだもの……」
「……や…そんなこと…な……」
「でも、美味しかったんでしょ?」
「…あ…うあ……」
「美味しかったんだよね?美味しくて、興奮してるんだよね?」
詰め寄られたアリソンは、数秒間躊躇ってから、観念したようにこくりと肯いた。ヴィルは満足そうに微笑んで……
「それでいいんだよ、アリソン。アリソンは僕の大事な大事な………ぺ………ぺっ………っ………………」
「どしたの、ヴィル?」
アリソンがヴィルの顔を覗き込むと、ヴィルはブンブンと頭を振って……
「うああああああああああっ!!!!!こんなの言えない!!言えるわけないよ!!!」
叫び声を上げた。
「もう無理!!もう限界だよ!!!僕にはこんなの無理だったんだよ!!!!」
「ちょ、ヴィル!!……落ち着きなさいって…」
頭を抱えるヴィルの肩に、アリソンがそっと手を添える。
「台本なんだから、お芝居なんだから、そんなに悩む事ないじゃない……」
「お芝居でも台本でも駄目!!僕はあんな事言いたくないのに……」
そもそもはアリソンからの提案だった。
エッチな事をする時に、用意した台本を元にやってみようという、およそヴィルが食いつきそうにない計画を、アリソンはしつこいぐらいの説得で実行まで漕ぎ着けた。
しかし、相手はあのヴィルヘルム・シュルツである。史上最大級の朴念仁にとって、それは少しばかり、いや、かなり重い荷物にだった。
どこぞの三文エロ小説のまる写しのような台本の内容を、ヴィルは今の今まで鉄の精神力で演じてきたのだが、それももう限界である。
「とにかく、僕はもうこんなの嫌だからね!!」
「……のわりには、結構ノリノリで演技してたようにも見えたけど………」
「…………なっ!?」
愕然とするヴィルの耳元でアリソンが囁く。
「さあ、さっきヴィルはなんて言う筈だったのかしら?そう、確か『アリソンは僕の大事な………』」
「ちょ、待って!!」
もはや完全に攻守は逆転、台本もへったくれもなくなっていた。青褪めるヴィルの前で、アリソンはニヤニヤ笑いながら、言葉を続けようとして……
「『僕の大事なペットでオモチャで、そして……』」
「うわあああああああっ!!!!」
あまりの仕打ちに涙目になったヴィルが、なんとか発言を止めようとアリソンに飛び掛った。
ガタンッ!と音を立てて、椅子が倒れ、二人の体は床の上に転がる。
「きゃっ!?」
「…ア、アリソン……僕は…僕は……」
ヴィルの体がアリソンの上に圧し掛かり、密着状態の超至近距離で二人は見詰め合う。
互いの鼓動が嫌と言うほど伝わって、頬が真っ赤に染まる。自分たちのしていた事が、突然恐ろしいほどに恥ずかしくなってくる。
「……ア、アリソンは……僕の、僕の大事な……大事な……」
「………ヴィル、何?」
「アリソンは…アリソンは……僕は……」
「……?」
「僕はアリソンが大事だぁあああああああああああああっ!!!!!!」
そして、ついにヴィルがキレた。
頭に血が上って、リミッターが外れる。アリソンへの思いが、一切の検閲無しで片っ端から言葉にされ始める。
「好きだ!!大好きだ!!!アリソンっ!!!」
ぎゅううううううううううううううっ!!!!っと、アリソンの体を抱き締めて、さらに唇をとびっきり熱いキスで塞ぐ。
「……あ…うあ……ヴィル、ヴィルぅ……」
もちろんアリソンも平気ではいられない。夢中でキスに応じて、ヴィルの背中にきゅっとしがみつく。
今の二人に、台本はどうした?などと聞いても、無駄だろう。もはやお互いの事しか見えなくなっている。
布地越しに伝わる体温がもどかしくて、二人は激しく互いの体を擦り合わせる。
「ああっ…はぁ……ヴィル……きて……」
ヴィルの愛撫を受けながら、自分のズボンとショーツを脱ぎ捨てたアリソンが、甘い吐息に途絶えそうな声で囁く。
もちろんヴィルに、躊躇う理由などない。
すでにぐしょぐしょのアリソンの大事な部分に、ヴィルの大きくなったモノがあてがわれる。
「いくよ……アリソン…」
「…うん……」
くちゅり、いやらしい水音と共に、アリソンの秘裂は苦もなくヴィルのモノを飲み込む。
はじめはゆっくりと、次第に激しく、ヴィルのモノがアリソンの中をかき混ぜる。
「ああっ!!アリソンの中すごく…熱い……」
「ひあっ!!……や…ふあああああっ!!…ああんっ!!!!」
もとより長い前置き、前座芝居を続けてきた二人の神経は、どうしようもないほどに昂ぶってしまっていた。
雨のように降りしきるキスと、絶え間ない愛撫、ピストン運動は限界知らずに激しさを増していき、二人は互いの肉体に溺れていくかのようだった。
「ああっ!!はあっ!!ヴィル…すご…ひあああああああっ!!!!」
「…くぅ…ああっ…アリソンっ!!!」
絶え間ない快感に翻弄されて瞳を濡らした涙。
それを通して見たヴィルの姿が薄明かりの中にキラキラ輝いて、肌が触れ合っただけで体に電流が走って、アリソンはどんどん夢中になっていく。
体が熱い。止まる事を知らずに溢れ出す熱が混ざり合って、二人の体が溶け合ってしまいそうだ。
心が熱い。焼け付くような思いが湧き上がって、自分の事を思ってくれる相手の胸の熱さが伝わって、心がヤケドをしてしまいそうだ。
そして、ただ、目の前にいるこの人が愛しい。
…………そして、ダムが決壊を起こしたように、二人の中でその熱が弾けた。
「…っああああっ!!!!アリソンっ!!アリソンっ!!!!」
「ふああああああああああっ!!!!ヴィルっ!!ヴィルぅうううううっ!!!!」
二人は同時に絶頂へと登りつめた。

ぐったりと力の抜けた二人は、互いの体を寄せ合って、うっとりとした時間を過ごす。
「う~ん、やっぱり台本なんて上手くいかないものね……」
「………う、うん…」
「ん、どうしたの?」
微妙に歯切れの悪い返事に、アリソンはヴィルの顔を覗き込む。すると、ヴィルは少し顔を赤らめながら…
「じ、実を言うと……いや、僕があんな事言ったりするのは嫌なんだけど……でも……」
「でも?」
「……ああいうアリソンも、可愛かった……」
バツが悪そうに目を伏せたヴィルの前で、アリソンの顔も再び急速に赤くなって……
「ヴィルぅうううううっ!!!!」
ぎゅううううううううううううううううっ!!!!!
ちゅっ!!
そんな擬音が聞こえて、その後は……まあ、その、なんだ……ご想像にお任せするしかない。

………首都の一角のとあるアパート、その最上階にただ一部屋だけ灯った明かりは、夜が明けるまで消える事はなかったという。

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